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本門佛立宗

仏にも 御本尊あり 御題目
(日扇聖人 御教句)

本門佛立宗は釈尊(仏、ブッダ)に始まり、日蓮聖人を宗祖と仰ぐ宗門です。そして日蓮聖人が定められた南無妙法蓮華経の御題目の御本尊に帰依し、一心に御題目をお唱え(口唱)する修行を根本としています。

当宗が拠り所とする根本経典は釈尊が最後に説かれ、みずから「これこそ第一の教えである」と宣言された法華経(妙法蓮華経)です。だからこそ、仏(釈尊)ご自身がうち立てられた宗旨、佛立宗というのです。

本門佛立宗の「本門」とは、法華経28品(章)の教えのうち、前半を「迹門」、後半を「本門」という、その「本門」です。迹門の迹とは「あと」、「影」という意味。本門の本とは「根本」、「本体」という意味です。本門は根本の仏である本仏がお説きになった教え、迹門は、本仏を天の月とすれば、池に映った月の影のような仏である迹仏が説かれた教えという違いがあるのです。日蓮聖人は後半の本門でも第15~22章までの本門八品(8章)を独自の経典とされ、釈尊のあらゆる教えの中心とされました。それは、ここに、釈尊が亡くなられた後、2000年以降(末法)の人を救う御題目と、これを弘める使命を担った上行菩薩(日蓮聖人の前身)のことが説かれているからです。このように本門八品の御題目を中心とするので本門佛立宗というのです。

本山は京都市上京区北野の宥清寺です。宥清寺は京都における日蓮門下最古の由緒ある寺院です。全国に多くの末寺や別院があって、種々の行事や儀式、その他、多くの人々の相談に応じ、さまざまな宗教活動や社会福祉活動を行なっています。

また、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、韓国、台湾にも寺院があり、イタリア、イギリス、スリランカなどにも信者が増え、その他の地域にも広がっています。

 

基本情報

名称 本門佛立宗
本山 本門佛立山 宥清寺
〒602-8336 京都府京都市上京区一条通七本松西入る滝ヶ鼻町1005-1
事務所 本門佛立宗 宗務本庁
〒602-8377 京都市上京区御前通一条上る東竪町110番地
講有 髙須 日良(Takasu Nichiryou)
宗務総長 新井 日現(Arai Nichigen)
寺院数 373ヶ寺(日本国内・海外、教会・親会場含む。平成29年4月30日現在)
僧侶数 692名(平成28年10月13日現在)
沿革 本門佛立宗宗綱第二条
本宗は、高祖日蓮大士が建長5年4月28日、久遠本佛の宗旨を開宣されたときに創まる。その後、門祖日隆聖人が高祖の真義を発揚して、法華経本門八品の教えにより上行要付本因下種の教旨をあきらかにし、本宗を再興された。さらに安政4年1月12日、開導日扇聖人が、本門佛立講を開き、蓮隆両祖の本意を伝えてその要義をあらわし、僧俗一体の信心を確立して、弘通に新生面を開拓された。爾来、日聞、日随、日教上人等が開導聖人の講有位を継承してその正統を護持し、根本道場たる本山宥清寺を中心に門末よく結束して弘通につとめ、昭和22年3月15日、日淳上人講有のとき、法華宗から独立して本門佛立宗となった。
宗旨 本門佛立宗宗綱第三条
本宗は、本門八品において本化上行菩薩が、久遠本佛から直授相承された本因下種の要法南無妙法蓮華経を信仰の根源とする。
公式サイト http://www.honmon-butsuryushu.or.jp/